がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)安西水丸 ¥ 735 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
がたん ごとん がたん ご... | |
| 各ページの言葉が短くて(「がたんごとん がたんごとん」ぐらい)、リズムも良いので、 6ヶ月の息子に読み聞かせるのにちょうど良いです。 色もシンプルではっきりしているので、息子もおもしろそうに見ています。 長く使えそうな絵本です。 小さな電車が次々と物や動物を終点まで乗せてゆきます。ほとんど「がたんごとん」「のせてくださーい」の繰り返しで、たいがい子供はこのような繰り返しが大好きです。哺乳瓶やスプーン、バナナや猫など身近なものばかりなので、早くから指差して呼んでいます。 1歳過ぎても我が子の反応はイマイチですが、気に入ってはいるようです。普通の紙なので1歳未満の子の扱いには要注意です。5歳の息子が最初のがたんごとんは軽く早く、荷物?が増えるごとに重くゆっくりに読むと言う事を私に指摘してました。シンプルでかわいく、短いので私も子供達もあまり飽きず読めるので良いと思います。評判の良さに惹かれて購入しました。2ヵ月の子供はじーっと見ていました。現在6ヵ月ですが、少し飽きてきたので☆4つです。この本の良さは、文章のテンポがよいので言葉が分からない赤ちゃんでもリズムを楽しめるところではないでし... | ||
あやし うらめし あな かなし (双葉文庫)浅田次郎 ¥ 650 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
あやし うらめし あな か... | |
| 幽霊話、因縁話である。 派手な怪談ではなく、 敗残者の哀しみとか逃れられない心の傷をくっきりと浮かび上がらせる、 地味で本格的な怪談集である。 ホラー小説として読めるのであるが、 すごーく高級で、 もう純文学の域に達していると思います。 押さえて、押さえた描写の中に描かれる、 一瞬の感情の放出が、 アメリカ小説のようです。 浅田次郎の筆力に脱銅です。 一番のお勧めは「遠別離」。 戦争と愛情の物語です。 最後の場面に涙します。 「客人」は男の孤独と過去の記憶に関しての傑作です。 最後のシークエンスは、「客人」を受入れるのかどうか分からない。 そこが面白いし怖い。 | ||
椿山課長の七日間 (朝日文庫)浅田次郎 ¥ 630 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
椿山課長の七日間 (朝日文... | |
| おもしろかった。 最初は、雄太くんとヤクザの親分の話は余計だなぁと思っていたんだけど、 話が進むうちに登場人物がいい感じで絡まってきて、一気にラストに向かって走り出します。 ユーモアの中に、重い事実が隠れていて、考えだすと切なくなるけど、 登場人物がみんな納得しながら進んでいく姿がすがすがしかった。 こんなに複雑などろどろした話を愉快に楽しく描くのは、すごいなと思う。 とてもコミカルでユーモアがあって、ほろっとさせる。 こういうのもいいなぁと思いました。 最後、本人たちは納得してたけど、私としては二人も救済してくれと 思いました。家族愛、師弟愛など愛を追求した作品でとても感動した。特に感動したのが、椿山と同期入社の智子の告白。椿山と仲良くなりすぎたがため恋愛感情を伝えられず、また椿山が別の女性と結婚するときには自分のためにとっておいたとっておきの指輪を紹介するという、心から椿山のことを想っている心情がとてもよく伝わった。また、借り物の姿で現世に戻り自分の正体を明かしてはいけない中で、どのようにして未練を果たしていくのか、その過程もとてもおもしろかった。この本を最後まで読んで、「... | ||
砂の女 (新潮文庫)安部公房 ¥ 500 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
砂の女 (新潮文庫) | |
| 「最高傑作」と言われていますが、自分には合わなかったみたいです。 確かに、著者の想像力はすごいと思います。 文章は、まるでノンフィクションであるかのように緻密でした。 また、テーマである「砂」に自分の人生を比喩している点も、なるほどと思いました。 しかし、深さ以上に世界の狭さを感じます。 主人公のウジャウジャウジャウジャした脳の中のお披露目会みたいで、 あまり入り込めませんでした。 私がまだ若いから理解不十分なだけかもしれません。 10年後に再読したら、面白いと思うのかも。 本のページの上にあるのはただ整然と並ぶ活字のみ。 しかしその活字を読み進めてゆくと 匂い、手触り、物音、温度、光、色彩…と 作中からの擬似感覚を実にまざまざと味わされることが暫しあります。 それも文学の醍醐味の一つではないでしょうか。 この小説を読んでいると湿り気を帯びた砂が 身につけているものは勿論、体中、髪の生え際、耳の中でさえも 拭っても拭ってもざらざらと肌に纏わりつくような生々しい感覚を覚えるのです。 砂に閉ざされた剥き出しの男と女。 なんとも読み応えのある、ざらざらとした一冊です。高校生の頃、不条理に... | ||
お腹召しませ (中公文庫)浅田次郎 ¥ 620 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
お腹召しませ (中公文庫) | |
| 浅田次郎の文庫最新刊です。 幕末を舞台にした短編集です。 ひさびさの浅田次郎でしたが、楽しませてもらいました。現代の話を枕に振って、それからひょいっと幕末、それからご一新あたりの武家社会を題材にした短いお話が展開されて、それで現代にまた帰ってくるという典型的な枠小説がいくつか入っています。 そして、その短篇がまた実にいいんです。本人たちにとってはシリアスだったり困った話だったりするんですけれど、読み手からするとユーモアたっぷりに笑わせてくれてそれでいて人情にホロリとさせてくれるところもあって、いい意味で浅田次郎の美味しいところをつまみ食いしているような感じで、リラックスした感じで楽しませてくれます。 こんなリラックスした感じの話だったら、是非温泉か何かにいった時に、のんびりゆっくりと簡単ながら味わい深い料理でもつつきながら、お酒もほんのちょっと飲みながら、窓べりでのんびりとくつろいで読みたかったです。未読の人は、そんな感じで読むと一番いいんじゃないかなぁと個人的には思います。 | ||
壬生義士伝 上 文春文庫 あ 39-2浅田次郎 ¥ 660 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
壬生義士伝 上 文春文... | |
| 「壬生義士伝」 タイトルから察するに、切った張ったの剣劇小説 ・・・と思いきや・・・ 浅田次郎さんって、こういう小説を書く方なんですね。 嬉しい誤算でした。 新撰組、最強とも謳われた吉村貫一郎。 故郷に残した家族への仕送りの為、彼は剣を振るう。 「わしは死にたかね。死にたかねから、人を殺したのす…」 「…わしは一所懸命に働いて、 必ずや銭こば送るゆえ、しばし辛抱して呉ろ」 読み慣れない南部訛りは何時しか耳に馴染み、 盛岡の美しい山野さえ目に浮かびました。 ちょっと南部訛が読みにくかったんですが、慣れてくる頃にはその訛が愛おしくなってきました。ぜひ最後まで読んでいただきたいと想います。この本に影響されて、南部盛岡に旅行に行ってしまいました(笑) 生きる力強さを感じた素晴らしい本です。小説を読んで号泣したのは初めてでした。幕末の、政治も人の心も明日はどこに向かうのか混乱を極める中、その只中にあってひたすら己の信じる義にのみ戦い、死んだ人の話です。あまりにも切なくて、美しい生き様にとにかく涙が止まりませんでした。当時、吉村と共にあった人が語り部となり、聞き手に語りか... | ||
壬生義士伝 下 文春文庫 あ 39-3浅田次郎 ¥ 660 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
壬生義士伝 下 文春文... | |
| 以、電車の中で下巻を開いたところ、涙が止まらなくなり大変な思いをしました。 今でも「嘉一郎の母への想い」の部分を数行読んだだけで、ツーッと涙が出てくるスゴイ本です。 私の一番の感動作です。しかも主人と仲良くなるきっかけにもなった本で、今では歴史小説が好きになりました。さすが浅田次郎さんの小説だけあって、とても読み応えはあるし、話の進め方がとても計算されているし、どんどん先を読みたくなるほどの小説であることは、このサイトの皆さんのレビューの通りです。 でも、感情移入はできませんでした。涙線も残念ながら熱くなりませんでした。 あまりにも家族に対する愛を誇張し過ぎているからかもしれません。 あまりにも理想的なお父さんであるからかもしれません。 このくらい家族のために自分を犠牲にできるくらいの父親が理想なのでしょう。 私も父親をやっていますが、私には少々重い内容かな と思ってしまいました。 面白い、読んでいて全く飽きが来ないし、もっと読みたくなる小説のことは確かです。 でも、新鮮組に関する小説でいえば、司馬遼太郎の「燃えよ剣」の方が熱くなれると思いますよ。(司馬遼太郎のファンである... | ||
萌黄色のハンカチーフ―杉原爽香 三十五歳の春 (光文社文庫)赤川次郎 ¥ 600 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
萌黄色のハンカチーフ―杉原... | |
| 爽香は35歳になりました。 1作目から、もう20年経つんですね。 20周年おめでとうございます。 しかし、お祭り騒ぎとはいきません。爽香は、今回も大変な事件に まきこまれていきます。 メインの事件の他にも、兄のトラブルに、またもや振り回されて しまいます。 ですが、爽香のスーパーウーマンぶりは健在。 星をひとつ減らしたのは、大きな謎を残す終わり方だったこと。 続きものなので、謎を残して次回に繋ぐのはいいのですが、 ちょっとスッキリしなかったです。 1年間も待てない! 莢香も35歳になりました。 ラストでは、二世の誕生のニュースも。 それにしても、今回も忙しい物語です。 今までも忙しく事件が起こりましたが、今回は異常なくらい次々に事件が起きます。 公的にも、私的にも、そして事件にも、全く寝る暇もないほどの忙しさです。 それだけ小説の方は、テンポも良く、一気に楽しく読むことが出来ます。 一応、事件の方は何とか片付いたようなのですが、もっと大きなところの闇の力が徐々に莢香に迫ってくるようです。 警察もまともに動かないような強い力に耐えられるのでしょうか? 今までの所は... | ||
記念写真 (角川文庫)赤川次郎 ¥ 540 通常3〜4日以内に発送 |
記念写真 (角川文庫) | |
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旧約聖書を知っていますか (新潮文庫)阿刀田高 ¥ 540 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
旧約聖書を知っていますか ... | |
| 阿刀田のコレは旧約を読んでないが 「知ってる」と思いたい人向け。 「知ってる」と人に言いたい人向け。 色川のは旧約を読んで無い人も読んだ人も、わかり易く その偉大さにドスンと来てしまう物だと思いました。 色川は無頼といわれてますが、決して乱暴な酒飲みなどではなかったのですが、 壮絶な生き様のなかで、なぜ彼が旧約聖書に没頭したのか知りたくて読みました。 色川の「私の旧約聖書」を強く勧めます。 阿刀田版を批判はしませんが、旨くも不味くも無い定食を食べただけの様でした。 美術館に足を運び、西洋絵画に相対したとき、私は描かれた人物が嬉しいのか悲しいのか分からない。目を閉じて横たわる老人が、どのような生涯を送った人なのかが想像できない。主題となっている宗教的教養がないから。神話を題材としたものも多いですね。教養不足を痛感する瞬間です。 「絵は観て感じるものだ」という御仁もおられようが、私は納得できない。なぜ描かれたこの人は悲しそうなのか、なぜ天使がこの人を祝福しているのか、主題の背景を理解せずに絵を観賞することができるものなのだろうか。 というわけで、まずは宗教の理解を第一... | ||
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)浅田次郎 ¥ 620 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
蒼穹の昴(1) (講談社文... | |
| 浅田先生の作品が好きで、『地下鉄に乗って』は、原作と映画を観、 特に『壬生義士伝』においては、映画、そして渡辺謙主演の長編ドラマも観ました。 そして『蒼穹の昴』。ああ、どうしよう。気づけば4冊。読むの大変そうだな。。 そんな思いで久々に浅田作品を手に取りました。 そんな私が仕事中でも仕事をほっぽり出しても、本を読みたくなったのは初めてかも しれません。格別に、群を抜いて面白かった。 春児、文秀、そして小説の登場人物すべての生き様が心に焼きつきました。 キャラクター、そして背景描写の素晴らしさに何度も唸らせられました。 後半が残念という意見もありますが、これだけ膨大な情報量を1本のストーリー としてまとめられたこと自体に感服です。 登場人物が綺麗事でまとめられていると言われると、確かにそうかもしれません。 春児などは心が清らか過ぎて本当に雲の上のような存在に思え、 最初はこんな人間っているのか。と、私も抵抗を抱きました。 ただ、それは荒廃した目で物事を見ようとする心に映る一つの真実なんだろうとも思っています。 (決してそれが間違っているとは思いません) しかし、結局、人間が心を打たれる... | ||
天国までの百マイル (朝日文庫)浅田次郎 ¥ 500 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
天国までの百マイル (朝日... | |
| 現代社会で忘れられている無償の愛について真剣に考えさせられる物語だった。お母ちゃんを助けるために立ち上がった安男、安男に愛されていないと知りながらも無償の愛を注ぎ続けるマリ、内科医として最善の治療を施してきた藤本先生、100マイルの道中で知り合ったダンプの運転手たち、そしてマルコ病院の曽我医師、ひげ長などなど、本当に無償の愛情に溢れていた。貧乏だからこそお金で買えない本当に大事なものを知っているとはよく聞く話だが、お金持ちになりたいと考えて生きていると損得勘定で動いてしまい、無償の愛情のような得のないことには忙しさを理由に感心をもてなくなってしまう。この物語は今一度、無償の愛情について問う心暖まる物語であった。貧乏から成金社長へ・・・そして破産、家庭崩壊、そこから始まる様々な愛情の物語。 成金から破産という設定はよくあるものだが、私自身同じような経験をしたことがあるのでとても他人事とは思えず(破産はしてないけどね・・・) 安男の感じる様々な些細な事があまりに理解できすぎて読みながら痛々しくなってくる。 登場人物一人ひとりがとても魅力的で思慮に富み、様々な愛情を見せてくれる。 中でも... | ||
教科書に載った小説三浦哲郎 永井龍男 松下竜一 広津和郎 吉村昭 菊池寛 安部公房 吉村康 横光利一 リヒター 芥川龍之介 佐藤雅彦(編) ¥ 1,365 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
教科書に載った小説 | |
| 私は70年代後半の生まれですが、この中で私が授業で習ったものは、 一作のみでした。 が、そういう「なつかしい」という気持ちがなくても、読み物として 楽しめます。 教科書に載った小説なので、一作一作が短く、読みやすくもありました。 「教科書」というと、構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、 さすがに名作ぞろいの短編集といった感じです。 収録作品は、 とんかつ (三浦哲郎) 出口入口 (永井龍男) 絵本 (松下竜一) ある夜 (広津和郎) 少年の夏 (吉村 昭) 形 (菊地 寛) 良識派 (安部公房) 父の列車 (吉村 康) 竹生島の老僧、水練のこと (古今著門集) 蠅 (横光利一) ベンチ (リヒター) 雛 (芥川龍之介) となっています。店頭でタイトルにすっとひかれ、編者が「クリック」の佐藤雅彦さんだったので すぐ決めました。期待を裏切りませんでした。 教科書に載っている話ってどうして面白いんでしょう。 お父さんから手紙を受け取る話、どばどば泣きました。 「ベンチ」では衝撃といっていいほどの読後感を覚えました。 「教育」を目的として選ばれた小説ですから一線を踏み... | ||
蒼穹の昴(3) (講談社文庫)浅田次郎 ¥ 620 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
蒼穹の昴(3) (講談社文... | |
| 地主の次男、梁文秀(史了)とその地の貧民の子、李春雲(春児)。 科挙登第を経て国政を担うこととなる史了と、宦官という 方法で内廷のトップまで上り詰めた春児。 二人の男(!?)を通して、清代末期西太后が実権を握っていた 王朝内部の動乱とそれにかかわる人々の思惑を描いた 壮大な歴史小説。 読み進めていくで感じたのは、日本の幕末との 共通性。もちろん、時間的共通性もあるんだけど、 欧米列強のプレッシャーを受けながら、従来の 権威をいかに保つかという苦心と、国を存続させるためには 改革を進めなければという維新の思いとのせめぎ合い。 違いは、日本が明治維新という中からの改革で国体変化を 成し遂げたということと、日本が列強の側に加わってきたと いうことか。やっぱり中国は大きな国過ぎて、紫禁城の 中にいては危機感が伝わってこないのか。 現代の中国も変革が必要な時期に来ていると思うけど、 そこはやっぱり歴史を学んで、中から変わっていって もらわないと。「党」という「王朝」も絶対ではないのだから。 結局、4月の北京旅行前に読むことは出来ず、旅行の 帰りから読み始めたこの本。途中で出てくる地名だと... | ||
蒼穹の昴(2) (講談社文庫)浅田次郎 ¥ 620 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
蒼穹の昴(2) (講談社文... | |
| 地主の次男、梁文秀(史了)とその地の貧民の子、李春雲(春児)。 科挙登第を経て国政を担うこととなる史了と、宦官という 方法で内廷のトップまで上り詰めた春児。 二人の男(!?)を通して、清代末期西太后が実権を握っていた 王朝内部の動乱とそれにかかわる人々の思惑を描いた 壮大な歴史小説。 読み進めていく中で感じたのは、日本の幕末との 共通性。もちろん、時間的共通性もあるんだけど、 欧米列強のプレッシャーを受けながら、従来の 権威をいかに保つかという苦心と、国を存続させるためには 改革を進めなければという維新の思いとのせめぎ合い。 違いは、日本が明治維新という中からの改革で国体変化を 成し遂げたということと、日本が列強の側に加わってきたと いうことか。やっぱり中国は大きな国過ぎて、紫禁城の 中にいては危機感が伝わってこないのか。 現代の中国も変革が必要な時期に来ていると思うけど、 そこはやっぱり歴史を学んで、中から変わっていって もらわないと。「党」という「王朝」も絶対ではないのだから。 結局、4月の北京旅行前に読むことは出来ず、旅行の 帰りから読み始めたこの本。途中で出てくる地名だ... | ||
羅生門 (まんがで読破)芥川龍之介 ¥ 580 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
羅生門 (まんがで読破) | |
| 今昔物語を原作とした芥川作品の三部作。 表題作『羅生門』を教科書で読んだ程度だったのですが、下人と老婆のやり取りに鬼気迫るものがあったし、芥川作品の中では触れていなかった部分も描写されていたりと非常に読みやすかったです。 蛇足と感じる人もいるかもしれませんが、こういった描写がされているのは非常に好感が持てました。 このまんがを読んで原作の方も読んでみたのですが、教科書で読んだのとはまた違っいてこれも非常に面白かったです。 原作に触れる良いきっかけになった作品でした。 | ||
蒼穹の昴(4) (講談社文庫)浅田次郎 ¥ 620 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
蒼穹の昴(4) (講談社文... | |
| いろいろ意見はありましょうが、私はこの小説は最も面白い小説の1つとして是非とも推薦したい。 どこがそんなに良いのか・・・・ 清朝王国の末期の混沌とした情勢を、中国国内は勿論、ヨーロッパ、日本の情勢と違和感無く絡めており、広がりのある歴史小説になっている。 しかも、それがごちゃごちゃせず、とても整然とストーリーが進んでいく。 (さすが浅田次郎の筆力です。) 宦官、科挙制度という表面上の意味しか知らなかった中国の制度をわかりやすく、かつ 小説の重要な部分として描かれている。 事実とフクションとが違和感無く書かれており、小説の世界に引き込まれる。 本当によく調査している、筆者の努力とこの小説にかける気持ちが感じられる 最初は中国風のルビが付いるし、占い師の言葉からのはじまりであり、よく意味が分からず読み進めるのが苦痛でしたが、50ページ程度読んでからは一気に読み続ける事ができました。 とにかく、本当によくできた小説です。読んで後悔はしないと思います。 早く「中原の虹」を読みたいと思います。 地主の次男、梁文秀(史了)とその地の貧民の子、李春雲(春児)。 ... | ||
初等ヤクザの犯罪学教室 (幻冬舎アウトロー文庫)浅田次郎 ¥ 520 通常3〜5週間以内に発送 ★★★★ |
初等ヤクザの犯罪学教室 (... | |
| 読む快感に突き上げられて、一気に読んでしまいました。残ったのは、疲労感と知恵でした。みなさんも、身近な危険から身を守るために、お読みになって損はないですよ。 これから年末にかけて、どろぼうさんもボーナスシーズン到来に伴い、銀行強盗もしようかという時期かとは思いまするが、銀行強盗がいかにわりに合わないか、また警察の方々に、ご迷惑をおかけするか、教え諭す本でございます。一種の啓蒙・教養本でございますね。 浅田次郎先生におかれましては、改訂版で、昨今のおれおれ詐欺とか、いじめ、とかについても言及していただき、いかにそれが、卑劣でつまらない犯罪かを、うったえていただきてえ、と思う次第でございやす。 なんか、ちゃかとか、コロシとか出てきて、ちょっとおどろおどろしい向きもごぜえますが、全国民必携の書と、宣伝させていただきやす。 浅田次郎さんが、「任侠道」にいたことは、「きんぴか」で分かっています。彼が、この種の人生を無条件に賛美したり、賛同しているわけでもないことは分かっております。 しかし、この本はいただけません。 人生の達人が人生をなめてる人間に犯罪の手口を教えると言うのは、どういう... | ||
しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)泡坂妻夫 ¥ 420 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
しあわせの書―迷探偵ヨギガ... | |
| 一般にこのタイプのミステリは、結局は最後にプロットをもう一ひねりしてさらに意外性を出した、という程度の意義しかないことが多いと思うのだが、この作品は、この手の先駆けであるとともに意義も実現のための労力もまさに別格。この構造のためにはストーリーも限定しなければならないわけで(限定しないと必然性がなくなってしまう)、話自体を地味にしてまで、こんなアイディアをよくも実行してくれたものである。その勇気と実行力・忍耐力には敬服の他ない。 種明かしされる前にこの構造に気がついた時には、ほとんど『占星術殺人事件』で真相を見抜いた瞬間の御手洗潔状態になりそうだった。読んでいる途中で家族に見せてしまったのだが、あまりに粗雑なままであったのが悔やまれる。各レビューにサッと目を通してから購入しましたが、なるほどこれは驚きました。一発ネタもここまでアクロバティックなら清々しく、作者や編者が楽しみながら作っていった様子が目に浮かびます。読者をこれだけ驚かせたのだから苦労も報われたことでしょう。手に取った時は「しあわせの書」というタイトルにしても、表紙のヨギガンジーの面構えにしても、売る気ゼロとしか思えませ... | ||
コーランを知っていますか (新潮文庫)阿刀田高 ¥ 580 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
コーランを知っていますか ... | |
| よく調べてある。 イスラム教の本で、読みやすいのは中々ない 文庫なのも嬉しい ぶっちゃけ文章はあまり好きではないけど 中々、聞けないイスラムの謎を一網打尽にしていている 著者は信者ではないとの事だが だからこそ、無信者が疑問に思う所を率直に答えている 文体は軽いので、ムスリム(マ)は怒るかもしれませんが イスラム教やクルアーンと真剣に向き合っていると思うこの本のおもしろいところは、コーランに対する本音(あまり多くの人が表立っていえないようなもの)をずばり言っていることだろう。 あくまで、無神論者からの視点である。 たぶんこの本は、日本人はすんなり受け入れられても、諸外国、キリスト教やイスラムの人びと、とうてい受け入れられない類だと思う。 これを読んだだけで、「イスラム教を知っている」と思うことにはならない。 なぜなら、多くのイスラム信仰者は、コーランを勉強することはあっても、通読、暗誦できるものはそう多くはないからだ。 (私たちだって、仏教の言葉は聞いてもほとんど分からないように) 彼らは、彼らなりの信仰に生きていて、それは必ずしもコーラン通りではない。 だからスンニ派やシーア... | ||